「ビッグシルエット」「ブランドロゴ」「ダッドスニーカー」など、ここ数年続くトレンドのすべては、ひとつのブランドに端を発しているといっても過言ではない。「バレンシアガ」だ。
同ブランドは1917年、クリストバル・バレンシアガによってスペインにて創業。妥協を許さない美しいオートクチュールが高い評価を受け、写真家セシル・ビートンに「モードの未来を創った」と言わしめた。37年のスペイン内戦を機にフランス・パリへ拠点を移した後もさらなる脚光を浴び、世界のトップブランドに。そして2015年、新たに迎えられたのが、デムナ・ヴァザリアである。極端なビッグシルエットやスクエアショルダーなど、日常から発想する新鮮なスタイルでモードの潮流をひっくり返した天才である。しかし、デムナのスタイルの根底には建築的なアプローチがあり、それはバレンシアガが追求していた身体のラインを拾わないエレガントなシルエットなどと共振する。ブランドのクチュールを再解釈し、ファッション業界全体を次のフェイズに導いている。
今回登場した「トラック サンダル」は、18年ウィンター コレクションに登場以来人気を集めているスニーカー「トラック」のサンダル版。ランニングシューズやトレッキングシューズに見られるスポーティーな要素をミックスし、今時なノイズ感たっぷりに仕上げた一足だ。重なり合うパーツによる有機的なデザインは現代ファッションの合言葉である“ダサい≒かっこいい”を地で行くもの。「ちょっと派手かな、履けるかな」という言葉は杞憂であり、シンプルな単色、ボリューミーなシルエット、デザインの妙味によってモードな緊張感を備えている。それゆえ、トラウザーズを合わせても決まって見える。ゆったりしたパーカなどを合わせれば、大人でも洒落て見えるストリートスタイルに仕上がるだろう。デムナは間違いなく時代の寵児で、変革者のひとりだ。サンダルのような日常的なモノをも、ラグジュアリーアイテムへと変えてしまったのだから。
一方で、同ブランドは新型コロナウイルスによる未曾有の状況を前に、フランスの医療サービスへ寄付するために不足しているマスクの製造に手を挙げた。バレンシアガは100年を越す歴史あるラグジュアリーブランドだが、市民に寄り添う柔軟性ももっているといえるだろう。
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April 06, 2020 at 04:00PM
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