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母衣武者道具を奉納 昔、新湊曳山まつりで着用 - 中日新聞

奉納された馬印や法被と、放生津八幡宮に保管されていた甲冑を見つめる大伴泰史宮司(右)と近江久則会長=射水市八幡町で

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四日曽根自治会

放生津八幡宮に

 射水市の新湊曳山(ひきやま)まつりでかつてみこしを先導する子どもが着た母衣武者(ほろむしゃ)道具一式が見つかり、四日曽根(よっかそね)自治会が5日、同市八幡町の放生津(ほうじょうづ)八幡宮に奉納した。(小寺香菜子)

 奉納された道具は朱色の母衣、黒地の法被の他、母衣武者のそばに立てた馬印など。昨年七月、四日曽根公民館改築の際に書庫から発見された。道具は調査と修繕のため新湊博物館に置かれていたが、同宮が母衣武者の甲冑(かっちゅう)を保管していたことから、同宮で保存管理されることになった。

 母衣武者は甲冑に身を包み、母衣を着た武者のこと。母衣は布製の袋で、武者が馬に乗る際に背中に付けて走ると膨らみ、後ろから射られた矢を防ぐことができた。同宮の秋の祭礼で行われるみこし行列では、四日曽根のほか、古新町、新町などが母衣武者を参加させていた。

今回奉納された四日曽根の馬印(右側)が写る大正中期の写真

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 四日曽根の母衣武者の甲冑や母衣は、安土桃山時代の武将・加藤清正の姿を模している。同宮によると、四日曽根の母衣武者がいつからいつまで出ていたかは分からないが、一九二二(大正十一)年の祭礼行列記録では確認できるという。大正中期の写真には、奉納された四日曽根のものと思われる馬印が写っている。

 奉納式が同宮であり、大伴泰史宮司(56)が祝詞を奏上し、自治会の六人が玉串をささげた。自治会の近江久則会長(65)は「歴史のあるものだと知ってびっくりした。放生津八幡宮は、奉納して管理してもらうのにふさわしい」と話した。大伴宮司は「加藤清正は疫病よけの神様としても祭られている。この時期に奉納されたのも何かの縁。大事に扱っていきたい」と語った。道具の一部は、一週間ほど拝殿に飾られる。 

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April 07, 2020 at 03:12AM
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