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欲しくても手に入らない!? PS5、Xbox Series X/S発売!稲作ゲー『天穂のサクナヒメ』もバズる - WHAT's IN? tokyo

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2020年11月前半はふたつの新ハードが発売され、ゲームシーンの記念すべき瞬間を迎えました。PlayStation®5(以下、PS5)、Xbox Series Xともにロードが速く、後方互換も好評で品薄が続く人気ぶりとなっています。両ハードのローンチタイトルはもちろんのこと、マーベラスの『天穂のサクナヒメ』も本格的な米作りが体験できると話題を呼んでいます。今回はそんな気になるトピックを集めました。

文・構成 / WHAT’s IN? tokyo編集部


ビジュアルに訴えかける新ハードのリリースイベント! カプコンがサイバー犯罪グループの標的に!

11月12日にPS5が発売。その記念イベントとして、神田明神との一夜限りのコラボが実施されました。境内がイメージカラーのブルーにライトアップされ、PSシリーズのロゴが投影されるなど、和とデジタルが融合した幻想的な雰囲気に包まれました。神田明神はIT情報安全守護のお守りを授けていたり、コンピューター、ソフトウェア関連の会社の参拝も多く、デジタル産業との縁が深い社です。今回は感染症対策を考慮し、従来のような大人数のまえで行うセレモニーではなく、こうした静かな催しとなりましたがビジュアルインパクトは大。

11月10日に発売されたXbox Series Xは、ローンチイベントとしてニュージーランドのクイーンズタウンをイメージカラーの緑に染め上げるプロジェクト“グリーンズタウン”を実施。さらにXbox Series Xの巨大オブジェを湖に設置し、プロジェクションマッピングでリリースを祝いました。

ケンタッキーフライドチキンから発表されていた謎のゲーム機、KFConsoleが発売延期に。当初は奇しくもPS5と同じ11月12日を予定していましたが、12月11日に変更となりました。同機はハイスペックながらチキンを温められる機能つきという触れこみで、愉快なジョークとして話題になっていました。その後は追加情報もなくこのまま忘れ去られるかと思いきや、まさかの当日に延期発表。しかも先日延期を発表した『サイバーパンク2077』のお知らせをオマージュしつつ、同作と1日違いの12月11日の発売を狙っています。はたして本当にKFConsoleが出るのか見守りたいですね。

稲作システムが注目を浴びているマーベラスのアクションRPG『天穂のサクナヒメ』。主人公である奔放な神サクナヒメは大失態の罰として鬼が巣食う島を調査するかたわら、その島で生きていくために自ら田を耕し稲を刈ることになります。その米作りの工程がこと細かく本格的であるとして人気が高まっています。田の水温、虫害、堆肥の熟成など気を配る部分が多く、農林水産省のサイトを参考にしたり、米農家の知り合いに訊ねたりとよりよい米づくりに精を出すプレイヤーも。日本の原風景が広がるグラフィック、自然を感じる鳥や虫の鳴き声も支持されているようです。

カプコンがサイバー攻撃を受け、個人情報が流出したと報じられました。流出が確認されたのは従業員・元従業員の個人情報、財務情報とのこと。ゲームサポート対応の情報や株主名簿など約35万件も流出の可能性があるとされています。不幸中の幸いですが、ネット販売の決済は外部委託のためクレジットカード情報の流出はないとのことです。また同社のHPへのアクセスや、ゲームのインターネット接続でプレイヤーに被害が出ることもないそうです。

事件はカプコンのサーバーがランサムウェア(身代金目的のコンピュータウィルス)により暗号化され使用できなくなったことに始まります。その後“Ragnar Locker”と名乗る集団より身代金、つまりサーバーを解放したいなら提示額を支払うよう要求があったと公表されています。その額は約11億円とも。サーバーを質に取り、さらに個人情報を盗んで脅すという2段構えの手口。犯行グループRagnar Lockerは、さまざまな国の大手企業にサイバー攻撃を行っているようです。カプコンは日米の警察やセキュリティ企業とともに対応を行っています。

義手を開発するイギリスのOpen Bionics社から、『メタルギアソリッドV ファントムペイン』をモチーフとしたカバーが発売されました。こちらは同社の商品“ヒーローアーム”に装着できるマグネット式カバーで、ヴェノム・スネークが身に着けていた義手“バイオニックアーム”をリアルに再現したしたもの。かつて『ファントムペイン』の限定版特典として1/1スケールのバイオニックアームのフィギュアが存在していましたが、実際に使える義手カバーが商品化されたのは初めてのこと。同社では、ほかにも『アイアンマン』や『スターウォーズ』デザインのカバーを発売しています。

ここからは、ゲーミングチェアの話題を4連発。オフィス家具メーカーのオカムラが、ゲーマー向けチェア“STRIKER”を発表しました。STRIKERはプレイするゲームに合わせて姿勢を前傾または後傾に調整できる機能を備えているとか。標準タイプのSDが5万円台後半、ヘッドレストつきのタイプEXは7万円台後半という価格帯で、発売は2021年1月を予定。従来のゲーミングチェアの相場としては高価ですが、デスクワーカーから評価の高いコンテッサなど高級チェアを扱うオカムラのラインアップとしては、エントリーからミドルの価格帯。その機能性に期待が高まりますね。

同じくオフィス家具の草分けハーマンミラー社からもゲーム用ラインアップが発売されました。ロジクールとコラボした“エンボディチェア”のゲーミングモデル(214,225円)を始め、ゲーマー好みの鮮やかなカラーリングが施された“セイルチェア”(96,800円)など、さすがハイブランドといった顔ぶれです。セイルチェアは前傾姿勢がとれるため、格闘ゲームなどと相性がよさそうですね。

バイクメーカーのカワサキもトップモデルであるNinja H2をモチーフとしたゲーミングチェアを発表しています。パイピングやキャスターホイールに映えるグリーン、リバーマークロゴなどファン心をくすぐるデザイン。価格は63,800円で、予約は11月30日まで。

ゲーミングマウスやキーボードなどのグッズで知られるRazerからもゲーミングチェアIskur(イスクル)が11月27日に69,800円(税抜)で発売予定。腰を支える可動ランバーサポートの使い勝手がよさそうですね。

11月は新ハードのニュース、とくにPS5の購入についての話題がホットでした。懸念されていた高額転売が後を絶たず、ハードがゲームファンに行き渡るには時間がかかりそうです。購入時のレシートが保証書代わりとなるため、転売ヤーから購入してそれらがない場合はメーカー修理が無償で受けられなくなるそう。修理費も約8,000~30,000円とかなり高額です。これが転売ヤーから買ってしまう心理へのブレーキとなれば……。

11月後半は『ゼルダ無双 厄災の黙示録』、『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』など人気シリーズのスピンオフ、続編が発売されます。当サイトでもレビュー記事を予定していますので、楽しみにしてください。

※記事中の一部画像・動画は、公式YouTubeおよび公式SNS、公式リリースから使用

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