ある局のコロナ特番を受注した制作会社のプロデューサー。局の担当者にこんなことを言われたそうです。
「こんなんじゃ画(え)にならない。もっと分かりやすく困ってる人を出せ。番組にならないじゃないか!」
このPは、コロナ危機で困っている典型的なケースの人を取材しようしたのに、局側が望んだのは、「映像のインパクトが強い、極端に困っている人」でした。
言っておきますが、これはドキュメンタリー番組の話です。できるだけ正確に現状を視聴者に伝えるために放送される、「リアリティー」を求められる番組です。なのに「センセーショナルなインパクト」をテレビマンは追い求めてしまいがちです。
つい最近、恋愛リアリティーショーが過剰な演出をしているのではないかと問題になりましたね。実はああいう娯楽番組だけではなく、報道・情報系の番組でも同じような問題は、残念ながらあるのだと言わざるを得ないのです。
ホラ、地震とか大雨みたいな災害が起きた時に、大した被害はなかったのに田舎の親戚から「そっちは大変みたいだけど、大丈夫なのか?」といった電話がきて驚いたことはありませんか?
被害が激しかったところばかりを各局が撮影して放送するので、遠方の人からすると、まるでその街が全滅したかのように思えてしまうのです。こういうのも言ってみれば「報道番組の過剰演出」と言えるかもしれませんね。
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June 18, 2020 at 09:07AM
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【テレビ用語の基礎知識】「極端な被害」ばかりを描くから… テレビマンが追い求めてしまいがちな「リアル」 - ZAKZAK
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