Image: Human Controller/YouTube
CGでもフェイクでもありません。
今回見ていただく映像は、才能あるアニメーター、VFXアーティスト、あるいはイリュージョニストの作品だと思い込んでも仕方がないものです。ですがその魔法の正体は、磁石を仕込んだ、素晴らしく小型化されたロボット工学の結晶なのです。
では宙に浮かんで、完全に自動で自ら6面を揃える、本物のルービックキューブをご覧ください。
作ったのは日本人
この「全自動ルービックキューブ」は、日本のHuman Controllerさんによる作品。この方は1年ほど前に、目に見えぬところでサーボ、電子機器、配線、電池を使い、人の手を借りることなく全自動で回転して6面の色を揃えることが出来る、まるで生きているかのようなルービックキューブを作りました。とはいえ、人の手で何度も回転させ、色をバラバラにさせた回転を内部で記録し、それを機械が逆回転させるだけというロジック的には単純なものでした。
今回のアップデートでは、回転速度が速まったということはなく、ルービックキューブを世界最速で揃えるロボットや人間には敵いません。しかしながら、内部に巧妙に隠された磁石のおかげで、人の手による支えが不要になりました。以前の全自動ルービックキューブは回転しながら机の端から落っこちようとし、人間がつかんで机に戻す必要があったのです。
まるでMr.マリックかナポレオンズの持ちネタよろしく優雅に浮いていますが、メカニズムを知ることで、ガジェット的な魅力が感じられますよね。
最後に、今回の動画がCGなどではないことを証明するべく撮られた撮影の裏側もどうぞ。
Source: DMM.make, YouTube (1, 2)
https://news.nicovideo.jp/watch/nw5962496?news_ref=top_60
2019-09-23 08:45:24Z
52781936175672
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