アップルのインサイダー情報で知られるアナリストMing-Chi Kuo氏の研究ノートによれば、アップルは来年の主力iPhoneデザインを「大幅に」変更するとのこと。具体的には、金属製フレームと前面および背面のガラスという構造は維持されつつ、金属製フレームがiPhone 4と同様のデザインになると述べられています。
今年のiPhone 11シリーズでは角に丸みのある金属フレームが採用され、そのうちiPhone 11ではアルミニウム、iPhone 11 Proではステレンススチール素材を用いています。その一方、iPad Pro(2018)では角張ったデザインが採用されていますが、iPhone 2020年モデルはこちらに近くなるのかもしれません。
そしてKuo氏いわく、2020年モデルの金属フレームは溝が設けられており、かつ射出成形技術により製造されるとのこと。これらの工夫により、内部アンテナの高周波帯域への悪影響を低減。さらにフレームに掘られた溝はサファイアガラスに覆われて保護されるとの予測が述べられています。
こうした設計変更の結果、金属フレームとガラスケースのコストが大幅に上昇し、サプライヤーの収益性が大きく改善することに。そして新デザインと5Gサポートが組み合わさることで(ユーザーへの訴求力も高まり)、iPhoneの出荷台数が2019年の7500万台から、2020年には8500万台に増加するーーKuo氏はそう予測しています。
Kuo氏はこれ以前にも、iPhone2020年モデルにつき数々の予測を発表してきました。1つには、3モデルとも2019年とは違ったディスプレイになること。すなわちハイエンド(今年のProモデルに相当)が5.4インチと6.7インチ、普及モデルが6.1インチになり、全機種が有機ELディスプレイを採用するというもの。
そして3モデルとも5Gがサポートされ、カメラ機能がさらにアップグレードされるとも予測。後者については「ToF方式(光線を対象物に照射し、返ってくる時間により距離や空間を認識する技術)の3Dカメラが導入される」とも述べていました。
背面カメラの増設を除けば控えめなアップグレードに留まった印象のある2019年モデルでしたが、2020年モデルはデザインも全面的に刷新され、5G対応や3Dカメラなど多くの新技術が盛り込まれそうです。ただ、今年のiPhone 11シリーズは(特にiPhone 11は)価格設定も魅力的と好評なだけに、来年モデルはお値段もゴージャスにならないのかが気になるところです。
https://japanese.engadget.com/2019/09/25/2020-iphone-iphone-4/
2019-09-26 03:00:00Z
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