ブガッティは2020年10月に、これまでで最も野心的な車、ボリードを発表した。
これまで、ボリードは紙の上でしかかたち作られていなかった。しかし、ブガッティのエンジニアは見事に、運転可能なコンセプトカーを造ることに成功したのだ。プロトタイプは、1年未満で完成されたそう。超軽量ボディに8.0リッターW16気筒エンジンを搭載した、サーキット専用モデルとなっている。そのパワーは、最高出力1850ps(1824hp)、最大トルク1850Nmという桁違いの世界になっている。
「ボリードを使用して、私たちはあえて極端な実験を追求しました。110年以上の歴史の中で、エンジンだけを中心に考案されたこのようなミニマリストなモデルはありませんでした」とブガッティCEO ステファン・ウィンケルマンはいう。「最大1850ps(1824hp)の出力とわずか1240kgの重量を組み合わせると、パワーウェイトレシオは1psあたり0.67kgという前例のない数値になります」
ボリードのシャシーは軽量で高強度のカーボンファイバーでできているため、1240kgの重量を実現している。また、大胆なデザインを担当したのはかつてインターンとしてブガッティに勤めていたNils Sajonzである。現在はデザイナー社員としてブガッティで働いており、57Gタンクなど、往年のブガッティへのオマージュをこのブリードに取り入れたという。若手の才能がこのようにかたちとなるのはブガッティとしても嬉しいことだろう。
ブリードの市販化などは詳しく発表されていないが、いつか発売される時がくるかもしれない。
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December 12, 2020 at 10:38AM
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1800馬力超え!ブガッティが究極のサーキット専用マシン「ブリード」を公開 - octane.jp
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