米南部ケンタッキー州ルイビルの警察当局は23日、薬物捜査の警官が無関係とみられる黒人女性ブレオナ・テーラーさん(26)を自宅で射殺した事件で、関わった警官3人のうち1人を免職処分とした。

地元メディアによると、免職になったのは白人のブレット・ハンキソン元警官。3月13日、テーラーさんの自宅に捜索に入った際、侵入者だと思ったテーラーさんの知人が発砲したのに応戦、テーラーさんは8発の銃弾を受け死亡した。

免職理由について警察は重大な規則違反に加え「極端な人命軽視」があったと説明した。

中西部ミネソタ州で5月下旬に起きた白人警官による黒人男性暴行死事件を受け、ルイビルの事件に関わった警官の処分を求める声が高まっていた。(共同)