新型コロナウイルスの感染が拡大している中国・武漢市から政府チャーター機の第1便で帰国し、千葉県勝浦市の「勝浦ホテル三日月」に滞在中の176人を含む計197人の再検査が11日始まった。結果は12日午後に出る見通し。感染が確認されなかった場合、同日にも帰宅が実現する。
政府関係者によると、再検査は11日朝から始まった。医師や臨床検査技師、看護師ら26人が、口内の粘液と血液を採るチームに分かれて各部屋を訪れ、夕方に作業を終えた。検体は国立感染症研究所に運ばれ、遺伝子検査を行う。
事前の意向調査では、30人弱が12日中の帰宅を希望しており、政府は同日夕、帰宅する人向けにバス1台を用意する。残りの帰国者も13日午前9時頃にホテルを出発する見通しという。
ホテルには1月29日、第1便の帰国者のうち発熱などの症状がない191人が到着。翌30日に感染が確認された2人が入院したほか、相部屋を解消するため他の施設に移ったり、身内の不幸で帰宅したりしている。
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2020-02-11 12:28:41Z
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