2019年9月30日 14:00
[映画.com ニュース] マーベル・スタジオを有する米ウォルト・ディズニーと米ソニー・ピクチャーズの対立によりMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)離脱が確実視されていたスパイダーマンが、映画さながらの逆転劇でMCUに残留することが決まった。バラエティほか複数の米メディアが一斉に報じている。
世界中のファンを動揺させた騒ぎの発端は、今年8月にディズニーとソニーの間でとり行われた、今後のスパイダーマン映画をめぐる更改交渉だった。更新に際し、これまで興行収入の5%を受け取る契約だったディズニーは、出資・収益ともに50%ずつ折半するという大幅な条件アップを要求したが、ソニー側がこれを拒否したため交渉が決裂。今後のスパイダーマン関連作品はソニーがマーベル・スタジオ抜きで製作し、スパイダーマンがMCUから離脱するのはほぼ確定とみられていた。
しかし9月27日(現地時間)、ディズニー/マーベルとソニーは、「スパイダーマン ホームカミング」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」に続くシリーズ第3弾を共同で製作すると発表。タイトル未定の同作は2021年7月16日全米公開予定で、MCUの創造主ことマーベル・スタジオのケビン・ファイギ社長と、「ホームカミング」にはじまる新シリーズ2作品で製作を務めたエイミー・パスカルが再びタッグを組んでプロデュースにあたるほか、トム・ホランドがピーター・パーカー/スパイダーマン役で続投する。
バラエティによれば26日夜、ソニーのトム・ロスマン会長とディズニーのアラン・ホーン会長、ファイギ社長という各スタジオのトップが合意のもと締結した新契約は、ディズニー/マーベルがファイギをプロデューサーとしてソニーに貸し出す対価として収益の25%を受け取り、スパイダーマン関連グッズの商品化権も引き続き保持。製作費も同じく25%を負担するという内容で、さらに単独映画とは別に、今後マーベル・スタジオが手がけるMCU映画1作にもスパイダーマンを登場させるとの条項が含まれているという。
今回の発表にあたりファイギは、「MCUでのスパイダーマンの旅路が続くこと、そしてその旅路を共にできることに、私をはじめとするマーベル・スタジオ一同、心底興奮しています。真にアイコニックなヒーローとして、世界中であらゆる年齢層の観客に愛されるスパイダーマンはまた、異なるシネマティック・ユニバース間を自由自在に行き来するスーパーパワーを持った唯一のヒーローでもあります。この先ソニーが独自のスパイダーバースを展開していく過程でどんなサプライズが待っているのか、想像もできません」と喜びのコメントを発表している。
パスカルも同様に声明を通じ、「本当に素晴らしいこと。ピーター・パーカーの物語は『ファー・フロム・ホーム』で劇的な展開を迎えました。皆で一緒に彼の旅路が向かう先を見届けることができるなんて、これほど嬉しいことはありません」と興奮気味に語った。
この朗報を受け、SNSは早くも歓喜の声で沸き立っている。MCU残留が決まったスパイダーマン役のホランドは自身のインスタグラムに、映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の劇中、レオナルド・ディカプリオ扮する証券会社社長の主人公が社員らを前に、「俺は辞めない。絶対に辞めないからな!ショーは続く!」と絶叫するシーンを投稿。ミシェル/MJ役のゼンデイヤも負けじと、ノリノリでダンスを踊るスパイダーマンのgif画像を自身のTwitterに投稿し、祝福ムードを盛り上げた。
(映画.com速報)
https://eiga.com/news/20190930/13/
2019-09-30 05:00:00Z
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